日本ワイン&ワイナリー巡りin山形Part1「高畠ワイナリー」

山形

年間50軒以上の日本ワイナリーを訪問!山形ワイナリー巡り

こんにちは!

年間50件以上の日本ワイナリーを訪問してます

関口(略称:ぐっさん)です

日本ワインの魅力を何か形に残して伝えられたらと思い、ブログ始めました!

このブログで、ワイナリーを訪問するきっかけになったり、訪問前の事前情報として、

お役に立てたら何より幸いです

記事は、随時更新していくので、読んでね~!!

今回は、初の「山形ワイナリー巡り」について、ワイナリー毎にまとめています

併せて、読んでもらえたら嬉しいです!

🌟訪問ワイナリー🌟

高畠ワイナリー
大浦葡萄園
酒井ワイナリー
タケダワイナリー
ベルウッドヴィンヤード

ではでは、早速!

世界基準のワイン造りにチャレンジ!東北を代表する生産者「高畠ワイナリー」

国内外の数々のコンクールにおいて、高い評価を獲得!

本格的なワインから、親しみやすいフルーツワインまで、幅広いラインナップを展開

飲食・ショップ施設を完備した「観光」ワイナリー設備

東北地方トップクラスの生産量は、年間約70万本

「世界を見据えた、総合ワイナリー」

📕ぐっさん語録📕

地域・観光・ワイン品質・価格帯、現在・未来を見据える、全てを備えたワイナリー

総合ワイナリー

高畠ワイナリー
当ワイナリーは自然豊かな豊穣の地、山形県高畠町に1990年に創設されたワイナリーです。四季折々、身の回りに自然の恵みを感じ、子どもから大人まで、心地よい雰囲気の中でお楽しみいただけます。
高畠ワイナリー公式動画 5分 完成版

歴史・年号

1948年

長野県塩尻市桔梗ヶ原に、前身である「太田葡萄酒株式会社」創業

1990年

より高品質・本格的なワイン醸造を実現させるため、東北地方でも最大のぶどう最適地である高畠の地に移転。

高畠ワイン株式会社」に、社名変更

高畠ワインぶどう部会」発足

1998年

出荷量10t達成

2005年

ナイトハーベスト導入

ナイトハーベストとは
日中に蓄えた高い糖度を保っている深夜に最高の状態でブドウを収穫すること

2009年

米国カリフォルニア州でワイン醸造責任者として活躍する

エノログ川邉久之氏を取締役製造部長に迎え入れる

2011年

出荷量200t達成

2012年

”ジャパンワインチャレンジ”にて、「高畠クラシックマスカットベリーA&メルロー」が

本格的ミディアムボディ赤ワインとしては国内初の金賞を受賞

2013年

国産ワインコンクールにて、山形県初となる金賞受賞(2銘柄)

1.嘉-yoshi-スパークリングシャルドネ

2.高畠クラシックマスカットベリーAブラッシュ

2018年

 「株式会社高畠ワイナリー」に社名変更。

”サクラアワード”にて、「高畠バリック・シャルドネ樫樽熟成」

ダブルゴールド及び1本だけ選出される栄誉”ベスト日本白ワイン”受賞

2019年

”サクラアワード”にて、「高畠バリック・シャルドネ樫樽熟成」2年連続ダブルゴールド受賞

「イギリスのデキャンタ―誌による世界最大のワインコンペティション」

”デキャンタ―・ワールド・ワインアワード

「世界で最も権威あるワインとスピリッツの祭典」

”インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション”

両コンペティションにて、出品ワインがブロンズ以上の評価を獲得

2025年

新たなワイナリーを建設する(予定)

🕍創業のきっかけ!🌳

「ワインの里」として観光に力を入れていこうと

ワイナリーを誘致した高畠町と、

山梨マルスワイナリーでの成功実績がある

鹿児島県の本坊酒造が手を組んだのが

「高畠ワイナリー」の始まり!

🇺🇸アメリカ銘醸地ナパ・ヴァレーと同条件!?「高畠町」🇯🇵

ワイナリーが位置する、

山形県南部置賜盆地高畠町。

実は、世界的に見ても、、、

ぶどう栽培最適地!

その理由は、、、

「ワインベルト」

ワインベルトとは
ぶどう栽培に適した気候がこの範囲を指す!(条件は以下の通り)
1.年間の平均気温が10~20度で、
2.ブドウの発芽から成熟に必要な日照時間が1000~1500時間
3.年間降雨量が500~900ミリ
これを満たすのが、北緯30~50度、南緯20~40度とされています。

高畠ワイナリーは、アメリカの高級ワイン銘醸地のナパ・ヴァレー等と

同じ北緯38度上に位置します!

🌳ぶどう造り最適地「まほろばの里」高畠町🍇

山形県南東部に位置する高畠町は、

古くから稲作をはじめ、果樹栽培が盛んな地域!

「フルーツ王国」である、この土地は、

「古くから人々が住む実り豊かな豊穣の地」
「丘や山に囲まれた住み良い所」という意味の

「まほろばの里」と呼ばれています。

🗻日本一を誇るデラウェア生産・出荷量

高畠のぶどう栽培の歴史は、明治初頭に

時沢村(現・高畠町時沢)での欧州種葡萄の

栽培に始まります。

その後、1907年に山梨から移植されたデラウェアの

栽培の成功で、高畠が葡萄栽培の適地であることが

実証されます。

以来、100年以上高品質なぶどうを作り続け、日本一のデラウェア産地となっています。

※デラウェア品種生産量日本一を誇る山形県(農林水産省「平成26年産特産果樹生産動態等調査」

ちなみに、高畠町はデラウェア種の生産地・出荷量として、市町村単位でも全国ベスト1!

  • 最適地と言われる所以
    • 昼夜の寒暖差(最大20℃)が大きい内陸部
    • 夏場の日照時間と、ぶどう栽培期間の長さ
    • 秋雨が少ない
    • 「高畠石」と言われるミネラル豊富な土壌

好条件な栽培環境により、糖度・酸・ミネラルが豊富な

熟度の高いぶどうが収穫できます。

特に、シャルドネは高畠町の象徴ともいえる品種で、

豊満な果実味の中にもしっかりとした酸を感じられる

ワインが生み出されています。

高畠石とは
高畠町特有の意思であり、
保湿調整の機能に優れ、
水質改善や土壌改良に用いられる
「ゼオライト」が豊富に
含まれています。
栽培されたぶどうは病害虫にも強く、
ミネラルが豊富な上、良質な成分を
しっかりと吸収します。

リースナブルで美味しいワインの生みの親「契約農家」との協業👩‍🌾

「おいしいワインは、おいしいぶどうから!」

高畠ワイナリーが契約している栽培農家は、現在約60軒。

契約栽培農家のぶどう畑は、ハウス栽培から棚仕立てまで多種ありますが、その土地や農家ごとに最良の栽培方法を適用!

高畠ワイナリーの栽培・醸造スタッフ全員が、手分けしながら各契約栽培農家のぶどう畑を巡回して、その時期ごとの作業と管理が適切になされているかをチェック。

地元栽培農家との信頼を強めながら、高畠町全体としてのぶどう品質の向上を図っているのです。

各農家による手間を惜しまない健全な畑と長年続く栽培ノウハウ!

そこに醸造技術が加わり、リーズナブルで高品質なワイン造りが実現します。

◆高畠ワイン契約栽培圃場◆

屋代地区・・・高畠町内の北方向に位置する屋代地区。
       他の地区に比べ、雨が少なく水はけの良い、岩石多い凝灰岩。
       豊富な酸とミネラルを楽しめます。

熊の前地区・・・高畠町内の東側に位置する熊ノ前地区。
        標高240mの高さにあり、山から吹きぬける風で涼しい。
土壌は、火山性の岩石。

亀岡地区・・・高畠ワイナリーに最も近い位置にあり、他の地域に比べ温度が高く
       ぶどうの成長が早い。
       標高220m、川の流れによりできた地形で、砂質土壌。
       他の地域は10月に収穫されるものがありますが、この地域はほとんどが
       9月に収穫されるので、早い時期に仕込みが行われます。

和田地区・・・標高300m~350mと町内でもっとも高く、山から吹き降ろす風で
       昼夜の温度差が大きい。
       酸が糖度ともしっかりとしているのが特徴。
       シャルドネとピノ・ブランを栽培している。

高畠独自の栽培方法「サイドレス方式」🍃

ぶどう栽培のおける重要な時期、7〜9月
この時期の日本は、ご存知の通り海外のぶどう産地に比べて雨量の多いのが問題!

その対策として、ぶどう棚に雨よけ用のビニールをかけて栽培しています。

高畠町では全国的にも珍しい「サイドレス方式」を採用。

側面をビニールで覆わず、風通し良くすることで、病害虫の発生を抑えているとのこと。

収穫前の9~10月は、昼夜の寒暖が繰り返され、ゆっくりと熟成していきます。

高畠町の特徴の一つ、《秋雨が少ない》ことも手伝って、完熟するまでじっくり待って収穫ができることは、高畠町のぶどう栽培の利点!

引用元:旅ぐるたび https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_2136/

プロジェクトミッション“世界に誇れるワインを造る”『100年構想』

たとえ100年かけても世界の銘醸地に並ぶ

    「プレミアムワイナリー」となる

高畠ワイナリーは、「世界に誇れるワインを造る」ことをミッションとして、

「100年構想」を目標として掲げています!

<100年構想>
これまでの「ワイン造り」「モノ造り」を主軸としてきた
「モノづくり」の製造会社から、
お客様へワインのある暮らしや経験(体験)を提供できる
「コトづくり」のワイナリーへ!

この構想では、、、以下のようなことが考えられています!

醸造用ぶどうで世界に追随する品質を追求するワイン造りに取り組むと共に、高畠ワイナリーブランドの価値を高め、町の名前を冠した高畠町や地元の契約農家の方々に恩返しできるよう、更なる持続的成長を目指す!

100年かけてでも、世代と世代を繋ぎ高畠の農業を支え、ここ高畠から世界に胸を張ることが出来るようなワインを造る!

山形県名産のフルーツを原料に最新鋭の技術を駆使したワイン造りは、地域に密着した農産加工としてスタンス!

世界を知る!エノログ川邊久之氏の加入!

2009年、アメリカワイン業界で活躍されていた川邊氏が取締役製造部長として、ワイナリーに参画!(2019年退社)

日本を代表する醸造家、川邉 久之氏

1988年より、渡米

1995年には、銘醸地カリフォルニア・ナパヴァレーの「Silverado Hill Cellars」にて、日本人初となるワイン醸造責任者を務めます。

その後、15年間米国ワイン界で活躍!

ワイン醸造だけでなく、カリフォルニア大学デイヴィス校、ナバ・ヴァレー大学にて、ぶどう栽培、ワイン醸造、ワイナリーマネージメント、マーケティングなどを学び、

2002年に日本に帰国。 

引用元:しあわせ日本ワイン https://shiawasenihonwine.com/?pid=143705357

ワイン醸造コンサルタント、ワイン醸造学等の講師なども務め、2006年より現在まで国内最大級のワインコンペティション、JapanWine Challenge審査員、2009年より高畠ワイナリーに就任しています。 

サッカー元日本代表 中田英寿さんの問いに!

中田氏「どんなワインを目指しているか」

川邊氏「醸造の教科書には、ぶどうは優しく絞ると書いてあるけれども、優しく絞るとうまみは残りカスのほうに残ってしまう。それは、一番美味しい部分は果皮の裏だから。ワイン造りは、果汁を絞ったときに8割ぐらい決まってしまうのではないかと思うんです。農産物のうまみをいかに引き出すか。酵母の研究をして、化学反応でうまさを出すというのは実はそのあとの話だと思うんです」

🎡高畠ワイナリーの担う役割「街の観光拠点」

高畠ワイナリーの特徴の1つとして、「観光も楽しめるワイナリー」であることがいえます!

高畠駅から程近く、観光に便利な立地!

約1万坪の広大な敷地に咲く四季折々の花たちに癒されながら、併設されたショップやカフェで、楽しめる美味しいワインと食事!

工場・生産ラインの見学、高畠ワインの試飲、様々なイベントの開催!

年間約25万人の観光客が訪れる山形の一大観光スポットとしての役割も担っています。

🍀余談🍀

最寄りの高畠駅には、全国でも珍しい「温泉」のある駅としても有名です♨️

山梨県の石和温泉駅には、足湯があり、「ワインと温泉と旅」を目的の際にはお立ち寄りを!

ちなみに、高畠町のある山形県置賜盆地は、上野樹里さん主演映画「スウィングガールズ」のロケ地です🎥🎷🎺🥁

訪問記(訪問日:2020/11/13)

山形県に来たら、外せない訪問先「高畠ワイナリー」

平日の早い時間に伺ったこともあり、他にお客様は数組!

広々としたワイナリーをじっくりと散歩できました!

ワイナリー施設の目の前に、広がるぶどう畑!

受付から、案内に従い進んでいくと

醸造施設を窓越しで見ることができます。

醸造施設を横目に歩いて行くと、

終着点にはワインショップ!

ワインショップ入り口では、

ワイン数種とジュースの試飲ができました!

高畠ワイナリーに来たら、絶対に食べて欲しい!

まほろば貴婦人ソフトクリーム

ワタクシ史上、ソフトクリーム部門TOP3にランクインするほどの美味しさ!

これを食べないと損です!

リアル交通アクセス

🚙車山形新幹線「赤湯」駅 → レンタカーショップ → 15分 → 高畠ワイナリー
🚃電車(の場合)JR奥羽本線又は山形新幹線高畠駅下車
🦶徒歩 15分 🚕タクシー 5分
食事(昼食)近隣ラーメン屋
🍜山形県は、ラーメン県!!(全国一のラーメン消費量)
体験醸造所見学(高畠ワイナリー)
宿泊(今回)丹泉ホテル

ワイナリー情報

株式会社高畠ワイナリー

高畠ワイナリー
当ワイナリーは自然豊かな豊穣の地、山形県高畠町に1990年に創設されたワイナリーです。四季折々、身の回りに自然の恵みを感じ、子どもから大人まで、心地よい雰囲気の中でお楽しみいただけます。

営業日/時間

 (通年)9:00~17:00 (1月~3月)10:00~16:30
 定休日:年末年始および1月~3月の水曜日

Tel 0238-57-4800

所在地 〒 999-2176 山形県東置賜郡高畠町大字糠野目2700-1

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