アカデミー&ワイナリー「アルカンヴィーニュ」
アルカンヴィーニュは、次世代のワイングロワー(ぶどうからワインを育てる人)のためのアカデミー機能を持っています。

他の都道府県のワイナリー訪問記もUPしますので、併せて読んでもらえたら嬉しいです!
🌟訪問ワイナリー🌟
アンワイナリー
ジオヒルズワイナリー
アルカンヴィーニュ
ではでは、早速!
日本ワイン造りを教える日本ワイナリー「アルカンヴィーニュ」
アルカンヴィーニュは、日本ワイン&日本ワイナリーへの新規参入希望者が、ぶどう栽培とワイン醸造、ワイナリー起業経営など、総合的な知識と実践的な技術を学ぶことのできる、日本初の民間ワインアカデミー「千曲川ワインアカデミー」を主催しています。
📄歴史・年号📝
2014年
日本ワイン農業研究所【JW‐ARC】設立
2015年
アルカンヴィーニュ 施工・開業
栽培醸造経営講座「千曲川ワインアカデミー」開講

🍇ぶどう栽培と畑🍃
栽培ぶどう | シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、メルロー、 ブラッククイーン、巨峰 |
栽培りんご | ふじ、秋映、シナノスイート、シナノゴールド |
ARC‐EN‐VIGNEを運営する「JW-ARC」=「繋ぐ」
「アルカンヴィーニュ」を運営する
「日本ワイン農業研究所【JW‐ARC】」
↓
「ARC(アーチ:弧)」は、”人と人を(ワインで)繋ぐ”という意味が込められています。
日本ワイン農業研究所株式会社 JW-ARC (Japan Wine Agricultural Research Center)は、日本に農業としてのワインづくりを根づかせ、農業という「食べものをつくる仕事」をベースにした豊かで持続的なライフスタイルの実現。
「ワインのある食卓」に集う日常の暮らしの楽しさを、今と未来の世代に伝えるために創業。

ARC‐EN‐VIGNEの名
ワイナリー名である「ARC-EN-VIGNE(アルカンヴィーニュ)」は、フランス語で「ぶどうが繋ぐ人のアーチ」を意。
日本ワイン農業研究所が掲げる5ヶ条
日本ワイン農業研究所は、下記5ヶ条の遂行、人材養成教育機関と技術支援のため、設立されてます。
1.
農業としてのワインづくりを地域に根づかせ、「農業=食べものをつくる仕事」をベースにした、持続的なライフスタイルの実現推進。
2.
ワイナリー稼働により、新規参入農家が生産するぶどうを醸造し、日本ワインの消費拡大に伴う原料不足を県外に流出させないよう、6次産業化に貢献。
3.
新規参入希望者に、栽培と醸造に関する知識や技術、またワイナリー経営に資する情報を提供して彼らの自立を促し、安定した品質のワインを生産することのできる小規模ワイナリーの集積に寄与。
4.
多くの人にワインの製造過程を理解してもらい、地元でのワイン消費とワインぶどう栽培の拡大を図るためにさまざまな販促イベントを展開し、消費と生産が一体化した産地形成を支援。
5.
日本ワインの品質向上のために世界の技術情報をアーカイブ化するとともに、ワイナリー経営のビジネスモデルと地域の未来像を提示して、ワイン産業への積極的な投資環境をととのえるために活動。
ARC‐EN‐VIGNEの役割・目的
日本ワイン農業研究所5ヶ条の実現するために、生まれた「アルカンヴィーニュ」
元々は、兄弟ワイナリー「ヴィラデスト」玉村豊男氏の「千曲川流域に小規模で個性的なワイナリーを集積させ、銘醸地にしたい。農業をベースとしたライフスタイルをこの地に根づかせたい」という夢を実現した形です。
現在の日本ワインブーム以前より、東御市および周辺では、ワイン用ぶどうを栽培する新規就農者、参入希望者が増加しています。
同ワイナリーでは、自社ブランドワインの他、新規就農者の「自身のワイン造り」を支える委託醸造を行い、ワイングロワーを教育し、「千曲川ワインバレー」ブランドを支えています。


委託醸造とは
収穫したワイン用ぶどうをワイナリーにワイン醸造委託すること。
ワイナリーを設立するには、大規模な投資が必要となるため、ワイナリーを持たない栽培家及び未来のワイナリー人が、設備のあるワイナリーにワイン醸造委託する方法で、スタートアップとして利用する方が多い。
醸造施設
繁忙期でなければ、事前にお願いして醸造施設を見学することが可能です!
⚠️現在、コロナ禍のためワイナリーへ要確認!
工場入口
1階の醸造施設見学
工場入口で履物を除菌マットによく擦りつけて、消毒。
通路(青い線)に沿って見学。

ステンレスタンク
クロアチア製ステンレスタンクは、最大のもので4,000ℓ級。
樽貯蔵室、ボトル貯蔵室は一部がガラス張りになっているので、中の様子を見ることができます。

ボトル貯蔵庫
2015年から醸造を開始したアルカンヴィーニュ
パレテーナ(網籠)の中には、多くの熟成中ワイン。

樽貯蔵庫
豆知識❗️ワインにバニラの香りがする理由
ワインの樽は、内側を炎で炙って焼きます。
それにより、、、
長期間ワインを入れておくとバニラのような香りなどがワインに移り、いっそう風味を豊かにするのです。
アルカンヴィーニュの上階の床は、
すべて酒樽に使われたオークを床材に加工したもので、
あちこちにある黒っぽい色のところが焼き色のついた樽の内側部分。

ボトリング室
スパークリング(発泡性)ワインを瓶詰めするための設備。
スクリューキャップのボトリング設備は、
兄弟ワイナリーの「ヴィラデスト」で行われています。

除梗破砕機とプレス機
収穫したぶどうを破砕しながら梗(果軸)を取り除く除梗破砕機と、
ぶどうの実を圧し潰して果汁を搾るバルーン式プレス機は、どちらもイタリア製
バルーン式プレスとは
ステンレスシリンダーの中にある膜が風船のように膨らんで果実を潰す方式


テイスティングバー&ラウンジ、絶景テラス!
アルカンヴィーニュは、斜面の高低差を利用した建物です。
1階は、RC (鉄筋コンクリート)造の醸造場、熟成庫、ボトリング設備など工場スペース。
2階は、研究室(ラボラトリー)の他、ワインショップ&ラウンジ、ワーキングルームなどがあります。
ワインショップ&ラウンジにあるBarカウンターで、アルカンヴィーニュのワインやシードルがテイスティングできます。
おすすめは、開放感のあるテラス!
眼前に広がる雄大な山々を眺めながら、ワイングラスを傾けつつ、美味しいワインと共に、ゆったりとした時間が楽しめます。
【ヴィラデスト】と【アルカンヴィーニュ】の兄弟ワイナリー、その違いは??
経営者・醸造責任者共に、同じワイナリーの違いは何か?
ヴィラデスト | アルカンヴィーニュ | |
設立 | 2003年 | 2015年 |
ラベルデザイン | 玉村氏 | 玉村氏 |
プライスボリュームゾーン | 3,000〜5,000円 | 2,000〜3,000円 |
コンセプト | 世界に通じるプレミアムな1本 特別な日や贈り物に! | 日本ワインを身近に感じる1本 親しみやすく、発見のあるワインを! |
ヴィンヤード | 自社畑 80%(12ha) 契約農家 20% | 契約農家 農協など |
標高 | 850m | 920m |
訪問記
ワイナリー見学の流れ
- テイスティングサロン (1階)
- 絶景テラス

テイスティングサロン (1階)
青空と雄大な山々に映える白と青のコントラストが美しい建物🕍
【アルカンヴィーニュ】
入り口は、かわいい看板と木目の扉!
中に入ると、他のワインショップとは異なる様相

おっ!
図書館?📕📗
資料館??📖📚
もちろん、ワインが並んでいるのだけと、それよりも目を引くワイン関連の資料の多さ!
さすがは、🏫ワインアカデミー🎓

絶景テラス
お店の奥に(恐らく事務所手前)、テイスティングバーがあり、ワインやコーヒーなどを注文できるスタイルになっています。
運転手の私は、コーヒーブレイク!
ご一緒してくださった皆さんは、テイスティングセットを持って、
いざ!絶景のテラスへ!
会議室のような一室を抜けると、、、、
目の前に、ドーン!!
日本のワイナリーには、見晴らしが良いワイナリーが多すぎる気がするんですけど!!
訪問した時間(15:30前後)のタイミングも良かったせいか
夕暮れを浴びる形でテイスティング&コーヒーブレイクができました!


まとめ
- 日本初の民間ワイン造り・ワイナリー経営アカデミー
- ヴィラデストと兄弟ワイナリー(アルカンヴィーニュが弟的存在)
- 長野県ワイン「千曲川ワインバレー」の発展拠点
- 自然とのコントラスト&絶景テラスが美しいワイナリー
交通アクセス
🚙車 | 上信越自動車道「東部湯の丸IC」から、約10分 |
駐車場 | 有り |
🚃電車 | 長野(北陸)新幹線「上田駅」下車 (東京~上田間 約1時間30分)、 🚕上田駅よりタクシーにて、約30分(約5,000円) |
ワイナリー情報
日本ワイン農業研究所「アルカンヴィーニュ」

営業日/時間 10:00~17:00(1~2月は~16:00)
定休日 木曜日(1~2月は、木・土・日・祝)
⚠️訪問の際は、事前に連絡しましょう!
Tel 0268-71-7082
Fax 0268-71-7083
E-mail info@jw-arc.co.jp
ワイナリー見学
可能 (事前にワイナリーへ連絡必須)
ワイナリーショップ・直売所
有り
試飲:有料(ワイン2種¥500、ワイン5種¥1,000)
所在地 〒389-0505 長野県東御市和6667
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