「鈴木」だから、ベルウッドヴィンヤード
ベルウッドヴィンヤード代表 鈴木智晃氏
察しの良い人は、すぐに気付いてしまいました?
「鈴」=「ベル(Bell)」
「木」=「ウッド(木)」
山形ワイナリー巡りについて、以下の通りまとめています
併せて、読んでもらえたら嬉しいです!
🌟訪問ワイナリー🌟
高畠ワイナリー
大浦葡萄園
酒井ワイナリー
タケダワイナリー
ベルウッドヴィンヤード
ではでは、早速!
経験豊富な鈴木さん、待望の独立!「ベルウッドヴィンヤード」
ベルウッドヴィンヤード代表 鈴木智晃氏は、同県の朝日町ワインで19年間醸造・栽培を経験!
2017年春に同ワイナリーを退職し、蔵王連峰の麓の温泉地として名高い、山形県上山市で新規就農を開始。
同市では、タケダワイナリー、ウッディファームに続き、3軒目のワイナリーとしてスタートしました!

歴史・年号
2017年
ベルウッドヴィンヤード 設立(旗揚げ)
後継者のいないデラウェアの畑45aを引継ぎ、ワイン用に栽培をスタート!
耕作放棄地20aに、欧州系品種(ピノ・ノワール、ピノ・グリ、メルロ)を植樹。
2018年
ソーヴィニヨン・ブラン植樹
2020年
ワイナリー完成
(木材とマットブラックの色調が素晴らしい、スタイリッシュなワイナリー)
自家醸造開始
(それまでは、《秋保ワイナリー》、《月山ワイン山ぶどう研究所》、《イエローマジックワイナリー》で委託醸造)
2023年(予定)
栽培面積:111a
ぶどう生産量:約9.4t
ワイン種類:20種以上
年間生産量:年間1万6千本

独立への思いときっかけ!
「こだわって、モノづくりに携わっていると、もっと良いモノを造っていきたい」
朝日町ワイン勤務当時、大量の原料を1度に醸造できるわけではなく、製造プロセスを回転させていかなければならない。
大規模な製造プロセスを管理していく中で、次第に限られた量でも、「自分で栽培から醸造までを手掛けるモデルに移行したい」という、大きな現場から小さな現場への思いが生まれていたとのことです。
独立へのきっかけの一つは、「金賞受賞」だったといいます。
鈴木さんは、ワインを飲む消費者との繋がりを大事にしています。
自分のワインをどんなふうに飲んでくれているのか、消費者のリアクションを肌で感じる機会がない中で、日本ワインコンクールでの金賞を受賞が自信となったそうです!

🍒山形県上山市を選んだ理由🌳
- 雪が多く降らず、雪解けも早いため、ぶどう生育期間が長く取れる
- 降水量が少なく、年間降水量は400~600mm
- エリア全体が開けた状態であり、日当たりが良い
- カベルネ・ソーヴィニヨンなどの欧州ぶどう品種の栽培に向いている
上記の気候や条件面以外にも、「山形県上山市」という環境が優れているといいます。
それが「経験と人」です

【経験】
- 欧州ぶどう栽培における《タケダワイナリー》の実績・歴史・経験がある
- 欧州ぶどう栽培・供給実績のある《南果連協同組合》
【人】
- ぶどう栽培農家さんたちの高い意識と、歴史経験から培った技術
一般的な農家さんは「収益=収量」を上げることを考えて、ぶどう栽培をされます。
しかし、上山では「美味しいワイン」を想定して、ぶどう栽培に取り組まれています。
🔨土壌🌲
- 標高250m
- 風化した白い礫のある、粘土質
- 南北に向く斜面、独立した丘
- 雨が降った場合、表土である粘土質の上を水が流れていき、水はけが良く、一定の保水性を保つ
- 独立した丘のため、畑上部から水が流れてくることがない。
- 南北にある両斜面の特徴を生かした、ぶどう品種が栽培できる。
【北斜面】
酸を大事にする品種
ピノ・ノワール、ピノ・グリ

【南斜面】
しっかりとしたボディを目指す品種
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ

画像引用元:Non-alcoholic wine MAGAZINE MELLOW
2020年、植樹から3年を迎え、しっかりと熟したピノ系品種を初収穫
(自社栽培のデラウェア以外は、垣根仕立てを採用しています)
実は、ピノ系品種の栽培は、、、
たまたまタイミング良く苗が手に入ったことがきっかけだとかw
更に大きな期待をかけているのが、自社畑の南側斜面に植樹したカベルネ、メルロ。
現段階で収穫に至っていないものの、鈴木氏ご自身も強い期待を抱いています!
⛰直感🌀
上山訪問時に、市街地からの利便性から現在の辺りに好印象をいただいていたそうです。
紹介された畑に初めて足を運んだとき、小高い丘の斜面に広がる畑の景色から「垣根仕立ての葡萄畑」と「ワイナリー」のイメージが自然と頭に浮かんだとのこと!
そして、その一週間後には、現在の場所でワイナリーの創業を目指そうと決めていました」そうです。

📄「かみのやまワインの郷プロジェクト」第1号ワイナリー❗️
ベルウッドヴィンヤードは、上山市や関係団体(山形銀行など)がワイン産業への新規参入をサポートする「かみのやまワインの郷プロジェクト」の支援を受け、ワイナリー設立を目指してぶどう栽培を開始しました。
その後も、山形新聞社のクラウドファンディング「山形サポート」などのクラウドファンディングなどを活用して、畑の拡大・ワイナリー創業準備を進めていきました。
かみのやまワインの郷プロジェクト・・・
上山市における山形成長戦略プロジェクトの一つ。ワインを軸に地域経済活性化を図るため、「かみのやまワインの郷プロジェクト協議会」の設立や運営支援を通じて、移住を含めたワイナリー参入希望者の発掘や創業支援およびワインバル、ワインツーリズムによるワイン魅力発信や交流人口の拡大などを行う。
※ 「かみのやまワインの郷プロジェクト協議会」・・・地域資源であるワインを切り口に地域経済活性化を目指すプラットフォームとして、上山市が2015年12月設立。
🌟目指すべきワイン「土地の個性を表現」🍷
「上山のぶどうが持つポテンシャルを表現した
おいしいワインを届けたい」
ベルウッドヴィンヤードのワインは、規格製品としてのワインではなく、それぞれのぶどうが持つ味わいを生かすことに拘っています。
そのため、多種多様な表現方法として、ワインのラインナップも種類豊富にあります!
鈴木氏のプロフェッショナリズム1
「ワインは、ぶどうのポテンシャル、ヴィンテージ、テロワール、それぞれの個性が反映される飲み物。それを引き出すのが僕の仕事です」
また、
鈴木氏のプロフェッショナリズム2
試行錯誤していく中で、手応えを感じたものを突き詰めていく。あえて、量ではなく納得できるワインだけを届けられれば」
ワインラベルの切手デザインは、、、
「ワインは、ワイナリーからのお便り」というメッセージが込められています。

訪問記(訪問日:2020/11/14)
なんと!
訪問日は、奇跡のタイミング!
- ワイナリーショップオープン 初日!
- 自社醸造ワイン 発売日!
- 鈴木さん 誕生日!
このタイミングで伺えて、ホント、ありがたや!ありがたや!
入れ違いに、新しいお客様がいらっしゃる中で、
醸造所などをご案内してくださいました!
あいにく、当日は雪が降っていたので、畑には伺えませんでしたが
お忙しい中、ご対応ありがとうございます!鈴木さん!
今年から自社ワイナリーでの醸造もスタート!
これまでも旨いけど、これからも旨いやつだ!これ!(訪問・購入時)
実際飲んだら、やっぱり美味しかったです!はい!(帰宅後飲用時)
リアル交通アクセス
🚙車 | 丹泉ホテル → 5分 → 大浦葡萄酒 → 5分 → 酒井ワイナリー |
---|---|
🚃電車(の場合) | 山形新幹線 かみのやま温泉駅 🚕タクシー 10分 |
宿泊 | (今回)丹泉ホテル |
ワイナリー情報
株式会社ベルウッドヴィンヤード

営業日/時間 土日祝日 11:00~16:00
Tel 023-674-6020
E-mail bellwood.vineyard@gmail.com
所在地 〒999-3166 山形県上山市久保手字久保手4414-1
コメント